From 4735fe01610a348bf6a2ac1450b8498f55ce6e0d Mon Sep 17 00:00:00 2001 From: Takumi Sueda Date: Wed, 2 Aug 2023 13:34:28 +0900 Subject: [PATCH] Revise usb-ethernet-gadget.md --- collections/_tips/usb-ethernet-gadget.md | 69 +++++++++++++++--------- 1 file changed, 43 insertions(+), 26 deletions(-) diff --git a/collections/_tips/usb-ethernet-gadget.md b/collections/_tips/usb-ethernet-gadget.md index 1dab2d9..95981e3 100644 --- a/collections/_tips/usb-ethernet-gadget.md +++ b/collections/_tips/usb-ethernet-gadget.md @@ -121,9 +121,9 @@ sudo reboot ``` -# Brain に Ethernet Gadget を喋らせる +# Ethernet Gadget を有効化する -sysfs のファイル操作により Ethernet Gadget を有効化します。 +sysfs のファイル操作により Brain 上で Ethernet Gadget を有効化します。 Brainux バージョン 2023-07-29-024604 以降では有効化処理が起動時に自動で実行されます。もし手動で有効化したい場合は以下の手順を参照してください。 1. 以下のスクリプトを vi や nano でホームディレクトリに保存します @@ -169,40 +169,42 @@ Brainux バージョン 2023-07-29-024604 以降では有効化処理が起動 # PC 側の対応作業 -Windows / Mac / Linux すべてで利用可能です。 +Windows / macOS / Linux すべてで利用可能です。 ## Windows 10 / 11 の設定 -1. 上記「USB コントローラの動作モードを変更する」を参照して、動作モードを Peripheral に変更します +1. USB コントローラの動作モードが `peripheral` に変更された Brain を PC に接続して Gadget を有効化します -2. Windows と Brain を USB ケーブルで接続し、「デバイス マネージャー」で認識されていることを確認します +2. Windows と Brain を USB ケーブルで接続します - 「ほかのデバイス」グループの「RNDIS」が Brain にあたります。 + Brain の Ethernet Gadget が認識されていれば、デバイス マネージャーの「ほかのデバイス」グループに「RNDIS」が列挙されます。 -3. 「RNDIS」を右クリックしてコンテキストメニューを表示し、「ドライバーの更新」を選択します +3. 「RNDIS」を右クリックしてコンテキストメニューを表示し「ドライバーの更新」を選択します -4. 「ドライバーの検索方法」ダイアログで、「コンピューターを参照してドライバを検索」を選択します +4. 「ドライバーの検索方法」ダイアログで「コンピューターを参照してドライバを検索」を選択します -5. 「共通ハードウェアの種類」から、「ネットワーク アダプター」を選択します +5. 「共通ハードウェアの種類」から「ネットワーク アダプター」を選択します -6. 製造元は「Microsoft」を選び、モデルに「リモート NDIS 互換デバイス」を選択します。「次へ」を選択するとドライバのインストールが始まるので、以降は画面上の指示に従います +6. 製造元「Microsoft」からモデル「リモート NDIS 互換デバイス」を選択し「次へ」をクリックします + + 以降はセットアップ完了まで画面の指示に従ってください。 7. 「ネットワーク接続」からアダプターの設定を変更します - - 設定から「ネットワークとインターネット」を開き、「ネットワークの詳細設定」グループにある「アダプターのオプションを変更する」を選択します (Windows 10) + - 設定にて「ネットワークとインターネット」→「ネットワークの詳細設定」→「アダプターのオプションを変更する」を選択します (Windows 10) - - 設定から「ネットワークとインターネット」を開き、「ネットワークの詳細設定」を選択し、「ネットワーク アダプター オプションの詳細」を選択します (Windows 11) + - 設定にて「ネットワークとインターネット」→「ネットワークの詳細設定」→「ネットワーク アダプター オプションの詳細」を選択します (Windows 11) @@ -212,11 +214,16 @@ Windows / Mac / Linux すべてで利用可能です。 -9. 「共有」タブから「ネットワークのほかのユーザーに、このコンピューターのインターネット接続を通しての接続を許可する」を選択し、「ホーム ネットワーク接続」プルダウンメニューで、Ethernet Gadget に対応するアダプタを選択します +9. インターネットの共有設定をします + + 「共有」タブから「ネットワークのほかのユーザーに、このコンピューターのインターネット接続を通しての接続を許可する」を選択します。 + 加えて、「ホーム ネットワーク接続」プルダウンメニューで Ethernet Gadget に対応するアダプタを選択します。 -10. USB ケーブルで Windows と Brain を接続し、Gadget を起動すれば、 "USB Composite Device" が認識します。この状態で Brain から Windows に `ping` などで接続できるか確認してください +11. Brain からインターネットへの疎通を確認します + + Brain からインターネットに `ping` などで到達できるか確認してください。 ## macOS の設定 @@ -226,19 +233,21 @@ Windows / Mac / Linux すべてで利用可能です。 1. macOS をリカバリモードで起動します - - 機種によって、起動時に `cmd`+`R` を長押しする方法と、Touch ID を長押しする場合があります。 +2. SIP を無効化します -2. `Options` を選択し、メニューバーのユーティリティからターミナルを開き、以下を実行します。 + `Options` を選択し、メニューバーのユーティリティからターミナルを開き、以下を実行します。 ```sh csrutil enable --without kext reboot ``` - 自動で、再起動します。 + Mac が自動で再起動します。 -3. 通常通り起動します。 +3. Mac を通常の手順で起動します -4. ターミナルから、以下の手順でビルドします。なお、ビルドには Xcode がインストールされている必要があります。El Capitan 以前のバージョンでは、この手順をスキップして `brew` を用いてインストールすることもできます。その場合、手順6 に進んでください +4. HoRNDIS をビルドします + + ターミナルから、以下の手順でビルドします。ビルドに必要な Git や Xcode を事前に適宜インストールしてください。 ```sh git clone https://github.com/thpryrchn/HoRNDIS.git -b BigSur @@ -246,25 +255,33 @@ Windows / Mac / Linux すべてで利用可能です。 make ``` -5. `build/pkg` に `HoRNDIS-kext.pkg` が作成されているので、ダブルクリックして、指示に従いインストールします +6. HoRNDIS をインストールします -6. 上記「USB コントローラの動作モードを変更する」が適用された Brain を接続します + `build/pkg` に `HoRNDIS-kext.pkg` が作成されているので、ダブルクリックして、指示に従いインストールします。 + +8. USB コントローラの動作モードが `peripheral` に変更された Brain を PC に接続して Gadget を有効化します ## Linux の設定 -※スクリーンショットは Ubuntu の例です。 +作業手順とスクリーンショットは Ubuntu を例として紹介します。 -1. 上記「USB コントローラの動作モードを変更する」を参照して、動作モードを Peripheral に変更したデバイスを、Linux に接続します +1. USB コントローラの動作モードが `peripheral` に変更された Brain を PC に接続して Gadget を有効化します -2. トップバーのシステムメニューに、「USB Ethernet」 もしくは 「Ethernet」 という名前で接続されています。「USB Ethernet」 もしくは、「Ethernet」 をクリックし、「Wired Settings」 を選択します +3. Ethernet Gadget のネットワーク設定を開きます + + Ethernet Gadget が認識されていると、トップバー右のシステムメニューに「USB Ethernet」 もしくは 「Ethernet」 という名前の項目で列挙されます。その項目をクリックし、「Wired Settings」 をクリックします。 -3. 歯車のアイコンをクリックします +5. 歯車のアイコンをクリックします -4. 「IPv4」タブにある「Shared to other computers」を選択します +6. 「IPv4」タブにある「Shared to other computers」を選択します + +7. Brain からインターネットへの疎通を確認します + + Brain からインターネットに `ping` などで到達できるか確認してください。